食品偽装問題について思うこと

食品偽装問題について思うこと

2013年は、数々の食品偽装問題が発覚しました。
古くは、2001年に発覚した、雪印牛肉偽装事件や、2003年の飛騨牛偽装事件のような産地偽装問題でしたが、それを教訓にしっかりとした管理体制がとられていたはずでしたが、そうではなかったようです。

2013年には、浪花酒造の大吟醸酒原材料の偽装、イギリスやアイルランドで牛肉を使用していたとして販売された食品に馬肉が混入していた、馬肉混入問題や原材料を偽装した問題、阪急阪神ホテルズで起きたメニューの虚偽表示問題など、安心して食事をとる事が難しくなってしまっています。

特に、東京ディズニーリゾートホテルや、プリンスホテルの運営している複数のホテルで、次々に発覚したメニュー表示の偽装問題は、ホテルの旧体制が問題だったと思います。
それは、メニュー表示に明確な規定が無いのが挙げられると思います。
食品や、加工食品、生産している人には、不正競争防止法や、JAS法で罰則規定があるので、しっかり食品表示が義務付けられています。

しかし、レストランや、ホテルには、表示を偽装した時に、罰する法律がありません。
売上が落ちて来た時、普段調理に使用している貴重な食材が、台風などの不確定要素で入手できなかった時。
バレなければ大丈夫だろうと思ってしまう人がいるかも知れません。

同じ牛肉でも、産地が違えば、当然値段も違います。
食べ比べてみると、それほどではない差の物もありますが、その産地、そのブランドに対してお金を支払っています。
ホテルや、レストランでは、その雰囲気にもお金を支払っています。

もちろん、ホテルなどは信頼で売っている部分は多いので、そんな事をするはずがないと思いますが、日本全国のホテルや、レストランが廃業している事からも推測できるように、業界自体がとても大変な状況だという事は間違いありません。
また、食品偽装していないホテルでも、偽装していない事を証明する方法を試行錯誤で始めています。

これからの食品偽装問題

実は、この食品偽装問題は、ダメな部分ばかりではありません。
大手で食品偽装問題が起こると、その分、そのレストランやホテルの固定客が、市場に流出されます。
その顧客を囲い込もうと、他のライバル業者が、色々と策を練ります。

もし、そのままでは何もなかった所に、競争意識が生まれるのです。
この競争意識によって、市場は活発になり、消費者にとっては、質の良いサービスが、安価で受ける事が出来るようになります。
今まで、駅前には一件しか八百屋が無かった場合と、大きなスーパーが出来た場合とでは、同じ野菜を購入するのにも、質や値段が変わってきます。

今回の、食品偽装問題については、これまでなあなあだった管理体制を見直す良い機会だと思います。
一番の問題は、その商品について、消費する側の認識が薄い事かも知れません。
しかし、だからこそ、専門家でもあるホテルやレストランのスタッフが騙してはいけないと思うのです。

私たち消費者側も、産地のブランドに踊らされず、高いから良いという認識を捨て、高くてもダメなものがあるという事をしっかり意識しておくことが必要になります。