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「銀雪(ぎんせつ)」の特徴

かまぼこは、もともとが大量に捕れた魚を保存するために考案された保存食品です。
歴史は非常に古く、平安時代の「類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)」という本にかまぼこが登場しています。
さらに古くは、紀元260年頃、神功(じんぐう)皇后が旅先で魚をすり身にし、槍の矛先に付けて焼いて食べたと言われています。

昔は現在使われているような化学保存料はもちろんありませんでしたので、塩だけを調味料にした素朴な食品でした。
そんな当時の素朴な味わいと美味しさを現代に蘇らせたのが、宇部蒲鉾の「銀雪」です。
銀雪は、米国産のスケソウダラと国産のエソをすり身にしたものに、食塩と大豆由来のアミノ酸などを加えただけのシンプルなかまぼこです。

調合したすり身をフィルムに詰め、完全密封してから120℃の高温加圧殺菌を施すことにより、長期間常温保存が可能となった無添加食品です。
化学保存料が一切使われていないので、原料の魚の旨味やみずみずしさをそのまま味わうことができます。
賞味期限は60日ですので、家庭に常備しておけば便利な具材としていつでも食べることができます。

昔ながらの製法にこだわる宇部蒲鉾

山口県宇部市に本社を構える宇部蒲鉾(うべかまぼこ)は、1944年2月に設立されて以来、昔ながらの製法にこだわった質の高いかまぼこを作り続けてきました。
本社敷地内には、蒲鉾の歴史や昔の蒲鉾の製造方法を紹介する「かまぼこ歴史館」もあります。
宇部蒲鉾では厳選された質の高い材料を使用しているのはもちろんのこと、伝統的な製法を継承する職人の育成にも力を入れています。

原料となる鮮魚は機械の力を頼らずに手で捌かれるため、魚の弾力が失われず、うまみをたっぷりと含んだ純白のかまぼこが出来上がります。
職人の技を伝承するために、宇部蒲鉾では国家試験「水産練り製品製造技能士」の育成も行っており、ふるさとの伝統を明日に受け継ぐ役割を果たしています。
かまぼこ作りでも重要な様子である水についても、霜降山から湧き出る天然地下清水を使用しています。

数々の賞に輝く銀雪

銀説は昭和59年に「全国水産加工たべもの展 大阪府知事賞受賞」した他、平成15年には「全国観光土産品連盟」でも推奨状を受賞しています。
そのままわさび醤油などで食べる他に、同じ山口県の名産品である瓶ウニをスライスした銀雪にはさんで食べるといったレシピも人気です。

銀雪のお値段は1本594円(税込)、3本入りや5本入りの他に10本入りもあります。
宅急便のクール便を使って取り寄せることもできますので、ぜひ一度本物の良さを味わってみてください。
銀雪以外に焼き抜きかまぼこ「嶺雪(みねゆき)」や麦わら巻きが特徴の蒸しかまぼこ「新川(しんせん)」などもおすすめです。

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