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学生寮

大変だったけど楽しかった

Hさんは富山大学で学生マンションに住んでいたそうですが、私が学生の頃は学生寮でした。
私が入った寮は年齢制限がなく、下は18歳の新入生から上は30歳に近い長老と呼ばれるような博士課程の学生まで100名ほどが住んでいるところです。
建物自体は古く、2人一部屋だったのでプライバシーはないようなものです。
部屋割りも半年に1回、くじ引きで決められており、年齢や学部の異なる者同士が同室になるのが普通でした。

寮の運営もすべて学生が行い、2年次には運営の中心となる寮委員会にも所属しなければなりません。
私は寮委員会の会計委員を担当。会計委員は寮費の計算や徴収、大学や業務への支払いなどが仕事です。お金の管理なので責任重大で、少しでも不明な収入・支出があると何度もチェックしなければならず、大変でした。
知識や経験が少ない中、先輩方にアドバイスや協力を得て、なんとかできたと思います。
正直、大変で負担の大きい仕事でした。でも、この時の経験が今も生きています。

そして、寮はとても楽しいところでした。
100人も学生がいると本当に色々な人がいて、それぞれが自由に交流しており、時には先輩と意見を交わしたり、年齢の近い者同士で夜通し遊んだり、お互いが刺激しあい視野を広げられたと思います。
今にして思えば寮というものは、生活の場でもあり学習の場でもありました。
最近の学生寮は、寮とはいっても大学や企業が運営するアパートのような物が増えて、私が経験したような自主運営の寮はほとんどなくなっています。
とはいっても、時代の流れなので仕方ないことです。

それはそれでうらやましい

企業が運営する学生寮は新築や築浅物件が多く、食事はもちろん家具家電付きと住むのに適した最適といえるでしょう。
立地もよくて学校や駅から近いので通学も便利。勉強に集中できる環境なのは正直いってうらやましいと思いました。
私が今、学生時代に戻れたなら、このような学生寮を選んでいたかもしれません。

参考:東京都立大学(南大沢キャンパス)生のための学生寮・下宿|学生寮ドットコム

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