お弁当やおつまみなど、いろんな場面で活躍するかまぼこ。
実は「一緒に入れると相性が悪い食材」があることをご存じでしょうか。
かまぼこは魚のすり身を固めて作られているので、基本的にはどんな料理にも合いやすい食品です。
ところが、特定の食材と組み合わせると表面が“溶けてヌルヌル”になってしまうことがあるのです。
一見すると「腐ったのかな?」と不安になりますが、これは食中毒や傷みではありません。
じつは、科学的な理由がちゃんとあるんですよ。
かまぼこが溶ける原因は「酵素」
かまぼこの表面が溶ける原因は、食材に含まれる酵素の働きです。
魚のすり身=たんぱく質を固めたものですが、そこに「たんぱく質を分解する酵素(プロテアーゼ)」を持つ食材が触れると、表面が分解されてやわらかくなってしまうのです。
代表的な例が「しょうが」。
かまぼこと和えると、数時間で表面が溶けてしまうことがあります。
これはしょうがに含まれる酵素が、かまぼこのたんぱく質をどんどん壊していくためです。
同じ理由で、以下のような食材も相性がよくありません。
・まいたけ
・たまねぎ
・納豆
・りんご
・いちじく
・キウイフルーツ
・パパイヤ
・パイナップル
「え、果物まで?」と思うかもしれませんが、これらは肉をやわらかくする下ごしらえに使われることもありますよね。
その効果が、かまぼこに対しても働いてしまうわけです。
相性が悪くても工夫しだいで一緒に食べられる
とはいえ、「しょうがやキウイと絶対に一緒に食べてはいけない!」というわけではありません。
工夫すれば、かまぼこと相性の悪い食材も美味しく組み合わせられます。
ポイントは「加熱」と「仕切り」。
プロテアーゼは熱に弱いため、食材を炒めたりレンジで加熱したりすれば酵素が壊れてしまいます。
加熱後にかまぼこと和えれば、表面が溶ける心配はありません。
また、お弁当にフルーツと一緒に詰めたいときは、かまぼこに直接触れさせない工夫をしましょう。
アルミカップや仕切りを入れるだけで、見た目もきれいに仕上がります。
かまぼこと相性の悪い食材があるなんて、ちょっと意外ですよね。
でも理由を知れば「なるほど!」と納得できるはずです。
・かまぼこが溶けるのは酵素が原因
・しょうがやフルーツ類、きのこ類などに要注意
・加熱や仕切りで対策すれば美味しく楽しめる
かまぼこは万能に見えて、じつは繊細な一面も持っています。
次にお弁当や料理に使うときは、この豆知識を思い出してみてください。
