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「かまぼこ傾向」は音の傾向を指す言葉

音というのは人によって聞こえ方、感じ方がまったく違うので、正確に言葉で表そうと思うとなかなか難しいものです。
こんな時に、音質の傾向を分かりやすく三つに分けたのが「かまぼこ傾向」「ドンシャリ傾向」「フラット傾向」です。

かまぼこ傾向というのは、中音域が際立っており、低音域と高音域が低めの音質のことを言います。
このような音質を周波数特性のグラフで見ると、U字を逆にしたような形、ちょうど板かまぼこのように見えることから、「かまぼこ傾向」という名前が付けられました。
金管楽器やボーカルの音が聞こえやすいのがかまぼこ傾向の特徴で、長時間聞いていてもあまり疲れないというメリットがあります。

ドンシャリ傾向とフラット傾向について

ドンシャリ傾向は、かまぼこ傾向とは反対に、高音域と低音域が強調されている音質のことです。
低音域は「ドンドン」、高音域は「シャリシャリ」と聞こえるため、「ドンシャリ」という言葉が使われるようになりました。
派手で迫力のある音質なので、ロックやダンスミュージックなどを聞くのに向いています。

フラット傾向と呼ばれるのは、周波数特性がフラットで均一になっている音質のことです。
誇張がないため、クオリティの高い音源をそのまま楽しみたい人に向いています。
ステージでアーティストたちが使っているインイヤーモニターは、フラット傾向のものがほとんどです。
それぞれの音質に相性のいいイヤホンを使用することで音楽をより楽しむことができますので、音質の傾向をよく見極めてからイヤホンを選ぶといいでしょう。

おすすめのイヤホン

イヤホンの中でも、完全ワイヤレスでかまぼこ傾向におすすめなのが、agの「AG-TWS03R」です。
カラーリングが豊富で、かわいくてポップなデザインが人気のモデルで、有名ブランドのfinalが高音質仕様の監修を担当しています。
価格は5472円と、リーズナブルでありながら伸びやかな中音域が特徴なので、ボーカルなどをメインに楽しみたい人にはぴったりです。

もうひとつ、完全ワイヤレスでおすすめのかまぼこイヤホンがNUARLの「N6」です。
独特な構造が採用されており、有線イヤホンのような繊細な音質を楽しむことができるのがこのモデルの特徴です。
高性能の振動板によって音にキレと深みがあり、AACやaptXなどの高音質のものに対応しています。
お値段も6480円と、それほど高くありません。

自分の聴きたい音楽に合わせた傾向のイヤホンを選ぶことによって、再現力を高めることができます。
いつもどんな音楽を聴いているのか、どんな楽器や音楽のジャンルが好きなのかを見極めた上でイヤホン選びをすると良いでしょう。

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