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がんすとは

練り物系の食べ物の中でも広島でよく食べられているのが「がんす」です。
がんすというのは魚のすり身をまとめたものにパン粉を付けて揚げた食品です。
一見ハムカツのように見えますが、中身は立派な練り物です。

がんすの由来はあまりはっきりとしていませんが、100年ぐらい前から作られるようになったようです。
名前に関しては「〜です」を意味する広島弁の「〜でがんす」から来ているとか。
一説によると、がんすを最初に作って売り出したのは広島県南部にある呉市広町のかまぼこ屋さん「みやけ」だったということです。

単なるかまぼこではなく、甘みのおいしい玉ねぎと七味唐辛子を効かせたところががんすの人気の秘訣となっています。
みやけのがんすは広島県内のスーパーであれば比較的簡単に見つけることができます。

がんすのおいしい食べ方

がんすは揚げ物なので、買ってきたらなにも手を加えずそのまま食べることができます。
冷めてしまっている場合は電子レンジで温めるかフライパンでサッと焼くだけでおいしいおかずの出来上がりです。
がんすはお醤油で食べてもいいのですが、ウスターソースで食べても格別の味です。
お弁当のおかずに入れてもご飯がどんどん進みますので、ぜひ試してみてください。

広島の人はがんすをいろいろ工夫して使っています。
その中でも特においしいのが「うどん乗せ」または「そば乗せ」です。
油揚げと同じ感覚で、うどんの上にがんすを乗せていただきます。
がんすにはもともと七味唐辛子が入っているので、うどんやおそばとは相性もぴったりです。

また、サンドイッチにはさんでもおいしいのでぜひ試してみてください。
材料はサンドイッチ用のパンにレタス、茹でタマゴ、そしてがんすです。
マヨネーズをふんだんに使って作るとかなりリッチな感じがします。
サンドイッチとは思えないほどボリュームが出るので、昼食をたっぷり食べたい時などに最適です。

がんすはタマゴでとじれば丼にもなりますし、カレーに入れればフィッシュカツカレーのようにもなります。
あっさりとした食事が好きな人なら、温めたがんすに大根おろしとお醤油をかけるのがぴったりです。
注意点として、メーカーによって七味唐辛子の量が違うので、好みの辛さのメーカーを選ぶことが大切です。

大きさもメーカーによってまちまちですが、だいたい1枚100円ぐらいで買えるので、手軽で安いお惣菜ということになります。
温める時にオーブントースターを使うと衣のサクッとした感じをより楽しむことができます。
ちなみに中にがんすの入った「がんすドーナツ」という商品もあります。
いつでもどこでも食べられる上、材料がお肉ではなくて魚なのでヘルシーなため、時間のない日はランチ代わりにこれを食べるのもおすすめです。

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