〆蒲の特徴
日本全国津々浦々にはさまざまな工夫を凝らした練り物がありますが、その中でも特にユニークなことで有名なのが「ふくとく」の〆蒲です。
昭和23年に創業以来、健康・安全でしかも美味しい製品を作り続けてきた熊本市西区のふくとくでは、地元の素材にこだわった〆蒲やからし蓮根などを製造・販売しています。
その中でも特に〆蒲は、第59回全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を、全国水産加工たべもの展で農林水産大臣賞を受賞したお墨付きの人気製品です。
はもを主原材料としたかまぼこにしめ鯖がミックスされたお刺身かまぼこ〆蒲は、それだけでおかずになる便利な一品です。
さばには脂の乗った国内産の真鯖だけを使用しているのもふくとくならではです。
プレーンな〆蒲の他に、鯖をゆず果汁に漬け込んだ爽やかな香りの「ゆず風味」、〆蒲に昆布を乗せて寝かせた「バッテラ〆蒲」などがあり、それぞれの風味を楽しめます。
また、鯖ではなくてこのしろが乗っている〆蒲もおすすめです。
〆蒲は一本ずつ単品で注文することもできますし、3本セット、5本セットなども用意されています。
価格は1本のみが950円、3本セットが3,121円、5本セットが5,076円(いずれも税込※ふくとくホームページから注文した場合の価格)となっています。
ふくとくのもうひとつの人気商品であるからし蓮根とのセット(2,246円)などもおすすめです。
注文すれば全国にクール配送してくれます。
〆蒲で有名なふくとくの由来
ふくとくが創業したのは昭和23年のこと、創始者の太田 福督が熊本市南熊本に開業したのが始まりです。
昭和25年には福徳食品合資会社が設立され、昭和41年には屋号を合資会社ふくとくに変更、その後順調に拡大を重ね、平成12年には屋号をふくとく大成株式会社と改めて現在に至っています。
〆蒲のおいしい食べ方
〆蒲は十分に味が付いているので、切ってそのまま食べる、あるいはわさび醤油だけでもおいしくいただけますが、ひと工夫すればさらに違った味を楽しむこともできます。
ふくとくおすすめの「〆蒲しぐれ煮」は懐石や和食にも合わせられる上品な一品です。
材料は〆蒲と小麦粉、大根、小ネギ、きざみ海苔、ショウガで、まず最初に〆蒲の水分をキッチンペーパーで拭き取り、小麦粉をまぶして油で軽く揚げます。〆蒲を揚げたら5〜6cmに切り、上から大根をすりおろします。
お吸い物よりも少し濃いめに作っただし汁に〆蒲と大根おろしを入れてさっと煮たら、刻み海苔とおろしショウガを飾っていただきます。
ワインやビールのおつまみに仕立てたい時は、オリーブオイルを薄くひいたフライパンでスライスした〆蒲を軽く焼いてみるのもオツです。