食品加工って具体的にどんな仕事をするの？
どの業種においても女性の活躍が目立ってくるようになってきましたが、この食品加工業界においても女性が多く活躍しています。
食品加工の業務は、いろいろな行程に分かれていますので、それぞれの分野でスキルを磨いていけるのが特徴です。
基本的な業務内容としては、原料の受け入れと品質チェックをし、それから一次加工である洗浄やカットなどを行います。
その後、加工品の種類に合わせてミンチにしたり加熱したりする工程を経て、調味をしていきます。
そして仕上げとして、最終的な成形をしていくというのが基本的な流れとなります。
最後に、できあがった加工品を真空パックに詰めるなどして包装することになります。
その後は、冷凍庫などで保存するか、すぐに運送業者に回して搬送されるという形になります。
食品加工における仕事の種類にはどんなものがある？
食品加工と一口に言っても、ありとあらゆる食品の工場がありますので、それぞれのメーカーで異なるものを作っています。
水産加工関連では練り物や魚介類のパッケージング、野菜関連ではサラダの調理や野菜ジュースなどの製造などがあります。
食肉関連ではソーセージを始めとする加工品の調理や、大手スーパーやレストランなどに卸すための食肉カット、味付けなどがあります。
他にも、パンメーカーはパン焼きの作業や、調味パンを作るための具材の調味などがあり、大規模な生産を行っているケースも多く見られます。
コンビニ弁当の製造を請け負っている工場は全国各地にあり、かなり大規模な施設を持っているため、そこで働く人の数も多いという特徴があります。
こうした工場では、食材のカット、調味、加熱、パッケージングなどの工程ごとに完全に分担が分かれていますし、食品の種類によっても部署が分かれていることが多くなっています。
女性がたくさん活躍している理由とは？
食品加工の業界ではかなりの割合で女性が活躍しています。
やはり、普段から料理をしているということで、調理の仕事に慣れていますし、新しいことを覚えるにしてもそれほど負担になることなくできるというメリットがあるからです。
また、大きな工場などではパートやアルバイトという形での雇用がほとんどですので、子育てをしながらでも働きやすいというのも一つの理由です。
さらに、他の仕事と比べてそれほど体力を必要としないことや、ルーティンワークが多いので慣れてしまえば、楽に仕事を続けられるというのも大きな点です。
そのため、一度入った会社でずっと長く働いているという女性も多く、同じ仕事場の中でスキルを高めていけるのも女性の活躍を広げている理由となっています。