クリーンルーム維持のために

クリーンルーム維持のために必要な四つの工程

先日、新たにリニューアルしたクリーンルームですが、そのポテンシャルを100パーセント発揮するためには、しっかりと従業員の一人一人が意識する必要があります。
私の会社では、大きく分けて四つに工程に分けて対応しております。

最初に一番大事な事は、汚染物質を持ち込まないという事になります。
クリーンルームの中は、無菌状態に保つことが重要になります。
外部からの汚染物質が流ってしまうのを防止するため、エアボックスやエアシャワーなどを利用したエアロック機構をしっかり設置しました。
エアフィルターなどの清浄な空気を供給する機器から、内部へ漏れないように注意することも重要になります。

次に気を付けたいのが、汚染物質を発生させない事です。
最大の汚染源になってしまう従業員からの発生を、最小限におさえなければなりません
そのため、防塵服、マスク、キャップ、手袋などの着用を義務付け、入退室をしっかり管理する事が必要になります。
勤務時間の作業内容、動線の最適化を常に検討し、改善に強める事も必要です。
また、工場の内部で使用する備品などの管理も重要な項目となります。

三番目に注意して頂きたいのが、汚染物質を排除する事です。
工場内部で発生してしまった汚染物質を、なるべく早く、キレイに排除するために、工場内の換気回数を多くすることが必要です。
そして、汚染物質の発生してしまった箇所に、適切にフードやダクト排気の処置を行う事で、発生していない他の箇所への影響を軽減します。

最後に、汚染物質を堆積させない事が重要になります。
クリーンルーム中は、清浄な空気の気流により汚染物質を外部に排除するよう設計されているため、工場内に段ボールなど、空気が溜まる場所を作成してしまうと、汚染物質が堆積する原因になってしまいます。
そのため、工場内の荷物をしっかり管理し、空気の溜まる場所を発生させないことが重要です。

従業員の意識も高める

クリーンルーム内は、清掃が困難な場所を発生させないように配慮したレイアウトをすることが重要です。
しかし、設備や配備がしっかり整っていても、利用する人間がしっかりしていなければ問題が起こってしまうことに変わりはありません。
必要な清掃が定期的に実施されるように、清掃作業をマニュアル化するなどの対策をとる事で、クリーンルームの維持が可能となるのです。

設備を整えることがまずは先決ですが、その上で従業員の意識をしっかりと高めていくことも重要。
普段からの心がけで、いつまでも綺麗な状況を維持する事ができるようになります。