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食品工場にセキュリティは不可欠

食品工場というのは人が口にする食物を製造する場所ですから、セキュリティに関しては念には念を入れる必要があります。
セキュリティの中でも最も気を遣うのは「異物の混入」です。
厳しい基準をクリアしたよりすぐりの原材料を使って製造した食品でも、工場で異物が混入する可能性があるのでは安心して消費者の食卓に届けることはできません。

異物が混入してしまうと食品のクオリティが落ちるばかりではなく、細菌や化学物質による食中毒のリスクも出てきますから、異物混入を避けるためには最善の努力が必要です。
食品工場の内部は衛生や殺菌に最大の注意が払われているため、異物がひとりでに混入してしまう可能性はあまり大きくありません。
気をつけなければならないのは工場への侵入や放火といったアクシデントです。
これらの事故を防ぐためには外周警備の強化やネットワークカメラの導入などといった工夫が必要となってきます。

外周機械警備システムでセキュリティ強化

食品工場は規模や建物の形態、ドアの数などがさまざまですが、それぞれのケースに合った外周警備を徹底しなければならないのはもちろんのことです。
敷地の周囲にネットフェンスやブロック塀を設置することも必要ですが、赤外線センサーなどで侵入者を即時に知らせるシステムがあれば安心です。
外周機械警備システムの要となる侵入検知センサーには赤外線の他に振動を察知するもの、フェンスのテンション(張力)を検知するものなどがありますから、予算に応じて導入することをおすすめします。

同じ赤外線センサーでも「パッシブ型」と「ビーム型」があります。
パッシブ型というのはヒトの体温を検知して作動するものです。
一方のビーム型はフェンスにいくつかの赤外線センサーを取り付けてビームで結び、このビームが遮断された時点で警報器が鳴る仕組みになっています。

入退管理の徹底も大切

セキュリティシステムを導入して物理的な侵入を防ぐ他に、入退管理も徹底することをおすすめします。
特にパートやアルバイトが多く、人の出入りが激しい工場の場合にはこの入退管理をいま一度見直すといいのではないでしょうか。
大企業では非接触カードを導入して出勤時刻や退職時刻をコントロールしていますが、食品工場でも同等の体制を敷くことによって徹底した管理を行うことができます。

さらにネットワークカメラを効果的に配置すれば、視覚的にも食品への異物混入を避ける管理を行うことができます。
工場の「見える化」は非常に大切なことですが、専用のネットワークメガピクセルカメラを使えば40メートル先で作業をしている人の指先の動きまで明確に捉えることができます。

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