従業員教育について

 

社員意識の向上

最近では、中国の期限切れ鶏肉事件や、食品偽装問題が社会的ニュースになっています。
日本ではまだ少ないですが、有名ホテルや、大手乳製品メーカーで、偽装がありました。
食品加工の会社の場合には、みなさまのお口に直接入るものを作成しています。

人の命を預かっている意識が希薄になってしまうと、取り返しのつかないトラブルを引き起こしてしまいます。
そのため、コストもかかりますが、徹底した教育を行おうとみんなで決めました。

もちろん、従業員だけでなく、私も率先して講義を受講します。
今まで、感覚で行ってきた事が、言葉になることで、より明確に理解できるようになりました。
私は、立場的には工場長をさせて頂いておりますが、気持ちは今年入社した新入社員となんら変わりません。
ここでは、工場で行っている従業員教育について、少しお話します。

従業員教育について

私の会社では、事故を未然に防ぐには、機械の操作方法以上に、従業員全員の意識改革だと思っています。
それは、食品加工会社で働く際には、特別な資格はいらないからです。
逆に言えば、もし、食中毒を起こしてしまった場合には、それを治すには医師免許が必要になります。
これは、極論だとは思いますが、同じ命を扱う職業として、何も知らないで食品を加工するのはリスクが大きすぎると思います。
もちろん、医師になるために、難しい受験に合格し、その後、六年間大学に通えと言っているのではありません。
工場で働く側も、必要最低限の教育は必要だと考えているという事です。

年間食中毒で苦しんでいる方は、どのくらいいるかご存じでしょうか。
厚生労働省の発表では、毎年約30,000人の方が食中毒で苦しんでいます。
これは厚生労働省の発表ですから、ハインリッヒの法則によるとこの300倍の約9,000,000人の方が食中毒になっていると思われます。

私たちの工場の規模からいって、一回の不手際で食中毒が起こってしまうと、約10,000人以上の方が食中毒になってしまうと思われます。
たとえ、命に別状がなかったとしても、工場で起こした食中毒は、二度とお客様の信頼は取り戻せないと言われています。

特に、現在はネット社会という事もあり、過去に起こしてしまった過ちは、すぐに調べる事ができます。
一度の食中毒が、その会社の評判を、未来永劫決めてしまう事になります。

昔から、日本では、「おじさんに叱られるからやめなさい。」と原因を深く追及せず、済ましてしまう所があります。
自分だけで処理できる内容でしたら問題ありませんが、工場に勤める社員や、購入してくれた方の人生を変えてしまう事になります。

その事を最初に説明すると、従業員の方の、従業員教育に対しての学ぼうという意識が変わります。
やらされていると思ってしまうのは、何故必要なのかがわかっていないからだと思います。
もし、このページをご覧頂いている方の中に、従業員教育でお悩みの方がいらっしゃいましたら、何故必要なのかをしっかり説明してから行うと、効果も高いと思います。