かまぼこ・ちくわの材料って知ってます?

かまぼこはスーパーマーケットで安易に購入することが出来るので、かまぼこ自体が既に存在している食べ物と勘違いしている人たちもひょっとしたらいるかもしれないですよね。
それ程までに私達にとってかまぼこという存在がポピュラーであり、かつかまぼこのことが何も判っていません。
ちょっとだけここでかまぼこのことを勉強してみようではありませんか。

原材料って何かしら

かまぼこには実際には、室町時代の文献ではナマズが使用されていたと記録が残されています。
もちろんナマズは現代社会でも好きな人たちも多く、かまぼこの原材料として使用するのもありですが、品質はあまりいいとは言えなかったようです。

実際にかまぼことはこの原材料でなければ駄目と言うことでなく、長い歴史の中で鯛、鯉、すずき、あわび、かれいなどと言う様々なものが使用され試行錯誤が行われていたようです。
中でもはもで作られたかまぼこは、結構評判も良かったようです。

他には鯛、いか、タコ、甘鯛、 ハゼ、メバルと言った様々な魚が試されかまぼこ化されて行きました。
かまぼこは、それぞれみなさんの好きずきもありますが、原材料に敢えて拘りを持つ必要はないとも言えるものかもしれません。

かまぼこのブランド化

それでも段々と歴史によって美味しいかまぼこが作られる産地が決められて行ったようです。
小田原、明石、宇和島がかまぼこの三大産地と言われています。

小田原の場合ギスやムツ、スズキを、宇和島では、エソ と言ったものをメインに使用していたようですが、段々と原材料を確保することが難しい現状になってしまったようです。
そして、 グチ、ニベ、 ハモ、サメなどが、トロール漁業で獲られるようになると段々とそのような 以西物へとシフトするようになって来ました。

昭和30年を過ぎれば、かまぼこの原材料は、北洋のスケトウダラがメインとなるようになります。
ここで冷凍のすり身なども注目されるようになります。
この流れは現在まで引きずることになります。
そして現在は更に他にはグチ・イトヨリ鯛、タチウオ、ミナミダラ、ハモなどが使用されます。

何処で原材料を調達しているのか

日本近海、更にオホーツク海、ベーリング海と言った場所まで出向き、スケトウダラは調達されています。
グチの場合、東、南シナ海、インド洋です。
イトヨリダイは、 南シナ海、タイ、インドなどです。

タチウオも、東、南シナ海、ミナミダラは、 ニュージーランド沖やアルゼンチン沖です。
ハモは、 本州中部以南かまたは、 東、南シナ海またはアフリカからです。

いかがでしょうか。
かまぼこの原材料を意識すれば、そこには原材料を獲得する為の漁師さんの底知れぬ努力すら垣間見ることが出来ます。
私達はかまぼこという一塊りの食品を通して様々な世界の魚とめぐり合っているのです。